Apple Shortcuts レシピ手順書|ヘルスケアにCSV取込

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GUIDE · APPLE SHORTCUTS RECIPE

CSVを iPhone 「ヘルスケア」へ。
毎日の体重をワンタップで取り込む。

in vivo. 減量シミュレーターから書き出した CSV を、Apple 純正アプリ「ショートカット」のレシピで iPhone のヘルスケアに反映する手順書です。
初回のみ約 5 分。2 回目以降は レシピをタップするだけ

監修小林 正敬 医師(日本糖尿病学会 糖尿病専門医・日本内科学会 総合内科専門医)
※ Web ブラウザから Apple ヘルスケアへの直接書き込みは Apple の仕様上できません(HealthKit はネイティブアプリ専用)。 本手順書は Apple 純正の「ショートカット」アプリを使った合法かつ安全な方法をご案内します。データは すべて iPhone の中だけを移動し、外部送信は一切ありません。

01

CSV をダウンロードして iPhone へ転送

EXPORT & TRANSFER

減量シミュレーターの履歴セクションで 「📥 ヘルスケア用CSV出力」 をタップしてください。 ファイル名は in-vivo-healthcare-weight-YYYY-MM-DD.csv です。

iPhone 以外で書き出した場合は、AirDrop / iCloud Drive / メール添付のいずれかで iPhone に転送します。 最も確実なのは iCloud Drive の任意フォルダ(例:iCloud Drive/Shortcuts/)に保存しておく方法です。 以降のレシピが、このフォルダから自動で読み込みます。

ヒント:iPhone 上で減量シミュレーターを開いて CSV 出力した場合は、保存先を「“ファイル”App に保存」→「iCloud Drive / Shortcuts」を選んでください。
9:41 📶
キャンセル 保存先 保存
☁️ iCloud Drive
📁 Shortcuts
📁 このiPhone内
ファイル名
in-vivo-healthcare-weight-2026-05-07.csv
02

「ショートカット」アプリで新規作成

CREATE NEW SHORTCUT

iPhone 標準アプリ「ショートカット」(青いアイコン)を開きます。 消してしまっている場合は App Store から無料で再インストールできます。

右上の 「+」 をタップして新規ショートカットを作成。 画面上部のタイトルをタップして「ヘルスケアに体重を取込」など分かりやすい名前を付けてください。

ヒント:iPhone 12 以降であれば、後でこのレシピを ホーム画面に直接置けるので、毎朝ワンタップで実行できます(手順 7 で解説)。
9:41 📶
< マイショートカット 新規ショートカット
ヘルスケアに
体重を取込
次のステップで
アクションを追加します
💡 アクションを追加してショートカットを構築できます。検索ボックスで「ファイル」「テキスト」などで探せます。
右上の「+」 → タイトルを編集 → 検索ボックス で次のアクションを追加
03

CSV を読み込むアクションを追加

GET FILE & READ TEXT

検索ボックスで 「ファイルを取得」 を検索し、追加します。 タップして展開すると 「サービス」「パス」の項目が出るので、以下のように設定してください:

サービス:iCloud Drive
パス:Shortcuts/ (ステップ 1 で保存したフォルダ)
表示書類ピッカー:オン(毎回どの CSV を選ぶか聞く設定)

続いて 「テキストを取得」 を検索して追加。これで CSV ファイルの中身が文字列として読み込まれます。

表示書類ピッカーをオンにしておくと、毎回どのCSVを取り込むか選べるので、過去のCSVも安心して保管できます。
9:41 📶
完了 ヘルスケアに体重を取込
📁 ファイルを取得 iCloud DriveShortcuts/ から
A テキストを取得 入力:ファイル
⋯ 続きはステップ 4 ⋯
2 つのアクションが順に並ぶ。下のアクションは上の出力を「マジック変数」として自動で受け取る。
04

改行とカンマで分割して 1 行ずつ取り出す

SPLIT & ITERATE

CSV を「改行で分割」してから「各項目を繰り返す」で 1 行ずつ処理します。

1. 「テキストを分割」を追加。
    入力:直前の「テキスト」 / 区切り:「改行」
2. 「各項目を繰り返す」を追加。
    入力:直前の「分割されたテキスト」

繰り返しの中で、「if 繰り返しインデックス > 1」を入れて先頭のヘッダー行を除外。 さらに 「テキストを分割(区切り:カンマ)」 をネストして、各列を取り出します。

列の順番(ヘッダー行): date, weight_kg, weight_morning_kg, weight_night_kg。 ヘルスケアに記録するのは原則 weight_kg(または起床時の weight_morning_kg がある日はそちら)。
9:41 📶
完了 ヘルスケアに体重を取込
A テキストを分割 区切り:改行
各項目を繰り返す 入力:分割されたテキスト
if 繰り返しインデックス > 1
A テキストを分割 区切り:,
⋯ ステップ 5 へ ⋯
「if 繰り返しインデックス > 1」 で 1 行目(ヘッダー)をスキップ。残り全行が処理対象に。
05

日付と体重を「ヘルスケア」へ記録

LOG HEALTH SAMPLE

カンマで分割した「分割されたテキスト」から、項目を取得アクションで列を取り出します:

「項目を取得」 位置:1 番目 → date(日付)
「項目を取得」 位置:2 番目 → weight_kg(体重)
※ 起床時を優先したい場合は 3 番目(weight_morning_kg)も取り出して、空でなければそちらを採用する分岐を入れる。

そして本命の 「ヘルスケアサンプルを記録」(または「ヘルスケアにログ」)を追加:

タイプ:体重
値:2 番目の項目(または 3 番目)
単位:キログラム
日付:1 番目の項目(テキスト → 日付に変換)

初回実行時に「ヘルスケアへの書き込み許可」を求められるので、すべて許可してください。

9:41 📶
完了 アクションの設定
❤︎
+ ヘルスケアサンプルを記録
タイプ  体重
値    項目(2番目)
単位   キログラム
日付   項目(1番目)
⚠️ 初回のみ「ヘルスケアへの書き込み」許可を求められます。
「すべて許可」を選択してください。
06

レシピを保存・実行

SAVE & RUN

右下の ▶︎ 再生ボタンでテスト実行。 ファイル選択ダイアログが出るので、ステップ 1 で保存した CSV を選びます。

処理が終わったら、「ヘルスケア」アプリ → ブラウズ → 体重を開いて、CSV の各日付に体重が登録されているか確認してください。

うまく行かない場合は、各アクションの 「マジック変数」(青文字の参照)が正しく前のアクションを指しているかを確認してみてください。 Shortcuts は次のアクションが「直前の出力」を自動で受け取りますが、間にアクションを挟むと参照が外れることがあります。

同じ日付を二重登録しても、ヘルスケアは別サンプルとして両方保持します。気になる場合はヘルスケア側で重複サンプルを削除できます。
9:41 📶
< ブラウズ 体重 追加
体重
68.4kg
2026/05/07 9:41 AM
ハイライト 過去 7 日間
−1.3kg
先週より減少
取り込み済み 7 件
5/01 71.2 kg / 5/02 70.8 kg
5/03 70.4 kg / 5/04 69.9 kg
5/05 69.4 kg / 5/06 68.9 kg
5/07 68.4 kg
「体重」画面に CSV の全日付が反映されたら成功。グラフも自動描画される。
07

2 回目以降の運用:ホーム画面に追加

DAILY USE · ONE TAP

ショートカット一覧で作成したレシピを長押し → 「共有」→「ホーム画面に追加」を選びます。 アイコンと名前を選んで「追加」をタップすると、ホーム画面にレシピが 1 つのアプリのように 配置されます。

翌日からは、減量シミュレーターで CSV を出力 → ホーム画面のレシピをタップ → CSV 選択 → 完了 という 3 タップ運用になります。

さらに自動化したい場合は、「オートメーション」タブから「毎朝 8:00 にレシピを実行」のような時刻トリガーを設定できます(ファイル選択は手動になります)。

iPad / Mac でも同じレシピが使えます。iCloud で同期されるので、複数デバイス所有者は一度作れば全端末で動きます。
9:41 📶
📞
電話
💬
メッセージ
❤︎
ヘルスケア
体重取込
!
9:41
5月 7日 木曜日
ホーム画面の「体重取込」アイコン → タップ → CSV 選択。これだけ。

F·A·Q  よくある質問

本当に Web から直接ヘルスケアに書き込めないのですか?

はい。Apple は HealthKit へのアクセスを ネイティブアプリのみに限定しており、Web ブラウザ(Safari 含む)からの書き込みは仕様上できません。これはセキュリティとプライバシーを保護するための制約で、医療データを扱う以上、適切な仕様だと考えています。本手順書のように 「ショートカット」アプリを橋渡しにする方法が、現状もっとも合法かつ簡便です。

毎日記録するなら、本当に手動で「ヘルスケア」に直接打ち込んだほうが速くないですか?

1 日分だけなら 30 秒で済むので手入力の方が速い場合もあります。ただし過去 30 日分を遡って一括取り込みしたり、朝・夜の体重を別々に持っている方は、本レシピが有利です。「面倒で記録が続かなくなる」のを防ぐのが、本ツールの目的でもあります。

体重以外(BMI、摂取カロリー、運動消費)もヘルスケアに送れますか?

技術的には可能です。「ヘルスケアサンプルを記録」のタイプを 「アクティブエネルギー」「BMI」などに変えて、対応する列(intake / burn / bmi)を値に指定すれば連携できます。 ただし、食事カロリーは Apple のヘルスケアでは「消費(マイナス)」扱いになる場合があるため、BMI と運動消費(アクティブエネルギー)の連携をまず推奨します。

古いCSV を再取り込みすると、データが二重になりますか?

ヘルスケアは同一日付の体重サンプルを別サンプルとして両方保存します。重複が気になる場合は、ヘルスケア → 体重 → 「すべてのデータを表示」 → スワイプで削除 ができます。基本は 「最新のCSV を 1 回だけ取り込む」運用がおすすめです。

Android ユーザーですが、同じことはできますか?

Apple Shortcuts は iOS / iPadOS / macOS 専用です。Android の場合は、Google Fit / Samsung Health などにCSV取り込みができるサードパーティ製アプリ(例:Health Sync, FitNotes 等)を使う方法があります。 Tasker などの自動化アプリでも同等のレシピを組めますが、本手順書の対象外です。

このCSV、医師に見せて相談に使えますか?

はい、まさぼ内科の外来でも歓迎しています。受診時に CSV を印刷するか、メールに添付してご来院いただくと、医師との減量プラン相談がスムーズです。 (減量シミュレーターの「印刷する」ボタンでも、その日のサマリーを A4 で出力できます。)

記録は、習慣に勝てない。

毎日タップする 1 秒を仕組み化すれば、体重管理は確実に続きます。
減量シミュレーターは、その「タップする 1 秒」のためのツールです。

減量シミュレーターを開く

参考

監修

  • 小林 正敬 医師(まさぼ内科 代表理事 / 院長)
    日本糖尿病学会 糖尿病専門医 / 日本内科学会 総合内科専門医 / 日本老年医学会 老年科専門医・指導医
  • 公開日:2026-05-07 最終更新日:2026-05-07