小林 正敬 医師– Author –
まさぼ内科・糖尿病クリニック飯田橋院 代表理事 / 院長。日本糖尿病学会 糖尿病専門医/日本糖尿病協会 糖尿病認定医/日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医/日本内科学会 認定医制度審議会 病歴要約評価委員/日本老年医学会 老年科専門医・指導医/日本抗加齢医学会 抗加齢専門医/日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医/ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター。医籍登録番号 第486214号。国立国際医療研究センター国府台病院で内科研修を始めた後、糖尿病内科の道に進み、現在は最新の薬物療法(GLP-1作動薬・チルゼパチド等)と、栄養・運動・漢方を組み合わせた包括的な糖尿病・代謝診療を実践しています。
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糖尿病
甲状腺機能低下症と「痩せにくさ」を糖尿病専門医が解説|橋本病・潜在性甲状腺機能低下のチェックと検査
「食事制限も運動もしているのに、なぜか体重が落ちない」「寒がりで便秘、朝起きるのがつらい」「最近、髪が薄くなった気がする」――こうした訴えで外来を受診される方の中に、甲状腺機能低下症(hypothyroidism)や橋本病(慢性甲状腺炎)が背景に隠れているケースは少なくありません。とりわけ40代以降の女性では、はっきり -
漢方医学
陽虚タイプ完全ガイド|冷え症・夜間頻尿・腰痛・甲状腺機能低下の漢方処方を糖尿病専門医が解説
「真夏でも靴下が手放せない」「夜中に2回も3回も尿で目が覚める」「腰がだるくて立ち上がるのがつらい」「気力が湧かず、いつも横になっていたい」——これらは単なる加齢現象ではなく、漢方医学でいう陽虚(ようきょ)、特に高齢者に高頻度で見られる腎陽虚(じんようきょ)のサインかもしれません。陽虚とは生体を温め、動かす根源的なエネ -
漢方医学
抑肝散完全ガイド|認知症BPSD・イライラ・不眠・チックへの効果を糖尿病専門医が解説
「夜になると母が落ち着かず、徘徊や暴言が止まらない」「父がデイサービスで他の利用者に手を上げてしまう」「子どものチックや夜驚症が改善しない」——こうした認知症のBPSD(行動・心理症状)や神経過敏な患者さんの不定愁訴に対し、漢方医学が500年以上の歴史で磨き上げてきた答えのひとつが抑肝散(よくかんさん/ツムラ54番)で -
ダイエット
水太り解消の食事戦略|むくみ・水滞体質のダイエットを糖尿病専門医が解説
「食べる量を減らしているのに体重が落ちない」「夕方になると靴がきつくなる」「朝、顔がパンパンに腫れている」──こうした訴えで来院される女性患者さんの多くは、純粋な脂肪太りではなく「水太り」に該当します。水太りは脂肪太りとは生理学的メカニズムが根本的に異なり、単純なカロリー制限では改善しにくく、むしろ過度な食事制限が低た -
漢方医学
特稟質タイプ完全ガイド|アレルギー・喘息・アトピー・花粉症の漢方処方を糖尿病専門医が解説
「春になると目が痒くてくしゃみが止まらない」「子どもの頃からアトピーで皮膚科を渡り歩いている」「気管支喘息の発作で夜中に目が覚める」「卵やそばを食べると蕁麻疹が出る」「家族に喘息やアレルギー性鼻炎の人が多い」——これらに心当たりがあれば、あなたは中医学9体質分類における特稟質(とくひんしつ)、すなわちアレルギー素因体質 -
漢方医学
当帰芍薬散完全ガイド|冷え症・貧血・月経不順・妊娠期トラブルへの効果を糖尿病専門医が解説
「足先がいつも氷のように冷たい」「立ちくらみとめまいが続く」「月経のたびに重い倦怠感に襲われる」「不妊治療を続けているが体質改善も同時に行いたい」——色白・華奢で疲れやすい、いわゆる虚証女性が抱えるこうした不調に対して、漢方医学が約2,000年の歴史をかけて磨き上げてきた代表方剤が当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん/ツム -
漢方医学
水滞(痰湿)タイプ完全ガイド|むくみ・めまい・天気痛・水太りの漢方処方を糖尿病専門医が解説
「朝起きると顔がパンパン」「夕方には靴がきつい」「雨が近づくと頭痛とめまい」「体重は標準なのに見た目だけ水太り」——これらの症状は、漢方医学の体質軸では「水滞(すいたい)」あるいは「痰湿(たんしつ)」と呼ばれる「水分代謝失調」の典型像です。糖尿病・肥満症・メタボリックシンドロームの診療現場でも、水滞の所見を併せ持つ患者 -
ダイエット
朝食抜きダイエットの真実|エビデンスから見た是非を糖尿病専門医が完全解説
「朝食は一日の活力源、抜くと太る」と言われる一方で、「朝食を抜けば自然に摂取カロリーが減って痩せる」「16時間ファスティングが代謝を整える」という主張も広く流通しています。テレビ・雑誌・SNS・YouTubeで意見が真っ二つに割れているこのテーマは、患者さんから外来で最も多く尋ねられるダイエット相談のひとつです。糖尿病 -
漢方医学
湿熱タイプ完全ガイド|脂漏性湿疹・尿路感染・脂肪肝・痛風の漢方処方を糖尿病専門医が解説
「健康診断でALT・γ-GTPが毎年高い」「夏になると顔がテカる・ニキビが噴き出す」「尿の色が濃くて臭う」「健診で尿酸値が高いと言われた」「下着の蒸れ・陰部のかゆみが続く」——これらの症状はメタボリックシンドロームの背景病態と地続きであり、漢方医学では 「湿熱(しつねつ)」 という単一の体質軸でまとめて理解できます。湿 -
ダイエット
四季別の食養生|春夏秋冬の体質変化に合わせた食事戦略を糖尿病専門医が解説
「春は肝、夏は心、長夏は脾、秋は肺、冬は腎」――これは中国伝統医学の五行論が示す、季節と臓腑の対応です。日本の風土で発展した食養生(しょくようじょう)は、この古典の知恵に「旬(しゅん)」という独自の食文化を重ね、四季の体調変化を食卓から整えてきました。一方、現代医学の視点でも、季節は確かに代謝・免疫・自律神経・血糖値・