漢方医学– category –
漢方処方・体質・症状別治療
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漢方医学
気虚タイプ完全ガイド|疲労・易感染・食欲不振の漢方処方と食事戦略を糖尿病専門医が解説
「朝起きた瞬間からもう疲れている」「ちょっと動くと息切れする」「すぐに風邪をひく」「食後にどうしようもない眠気が襲ってくる」——これらは単なる加齢や運動不足ではなく、漢方医学でいう気虚(ききょ)、すなわち生命エネルギー不足のサインかもしれません。気とは生体の機能的活動を支える根源的なエネルギーであり、その不足は免疫低下 -
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血虚タイプ完全ガイド|貧血・乾燥肌・不眠・月経異常の漢方処方を糖尿病専門医が解説
「顔色が冴えない」「爪がペラペラに薄く割れやすい」「髪がごっそり抜ける」「夜中に何度も目が覚める」「月経量が極端に減った」——これらは単なる加齢や栄養不足ではなく、漢方医学でいう血虚(けっきょ)、すなわち血の量的・質的不足のサインかもしれません。血虚は鉄欠乏性貧血・低栄養・サルコペニア・自律神経失調・更年期症候群と臨床 -
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桂枝茯苓丸完全ガイド|瘀血・月経痛・子宮筋腫・更年期への効果と副作用を糖尿病専門医が解説
「下腹部に押すと痛む硬いしこりがある」「月経痛が年々重くなる」「のぼせと足の冷えが同居する」「打撲のあざがいつまでも消えない」——これらは漢方医学が古来「瘀血(おけつ)」と呼んできた、血の滞りに伴う症候群です。瘀血の代表方剤として2000年以上の臨床蓄積を持つ処方が桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん/ツムラ25番)。月経 -
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加味逍遙散完全ガイド|更年期障害・PMS・自律神経失調への効果を糖尿病専門医が解説
「最近イライラが止まらない」「のぼせと冷えが同時に襲ってくる」「眠れず、気分が沈む」——更年期前後の女性、あるいは月経周期に翻弄される女性が抱えるこうした不定愁訴に対して、漢方医学が400年以上の歴史をかけて磨き上げてきた答えのひとつが加味逍遙散(かみしょうようさん/ツムラ24番)です。本ガイドでは、肝鬱気滞・血虚・虚 -
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不眠症の漢方治療完全ガイド|入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒タイプ別処方を糖尿病専門医が解説
「夜中に何度も目が覚めてしまう」「早朝に目が覚めて眠れない」「ベンゾジアゼピン系睡眠薬を飲み続けるのが不安」――不眠は単なる生活の質の低下にとどまらず、糖尿病コントロールの悪化、認知機能低下、転倒リスク増加、心血管イベントの引き金にもなる重要な健康課題です。とくに高齢者、糖尿病患者、更年期女性では不眠の頻度が高く、薬物 -
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陰虚タイプ完全ガイド|口渇・寝汗・ほてり・糖尿病・更年期の漢方処方を糖尿病専門医が解説
「夜中にのどが渇いて目が覚める」「寝汗で枕が湿るほどになる」「手のひら・足の裏・胸の中央が火照って布団から出したくなる」「頬だけがいつも赤い」「体重は痩せ気味なのに便秘がひどい」——これらは加齢や疲労で片付けてはいけない、漢方医学でいう陰虚(いんきょ)、すなわち身体を潤し冷ます陰液の不足のサインです。陰虚は現代医学的に -
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高血圧の漢方治療完全ガイド|降圧薬との併用・体質別処方を糖尿病専門医が解説
高血圧は本邦に4,300万人超の患者を抱える国民病であり、脳卒中・虚血性心疾患・心不全・慢性腎臓病・認知症の最大の上流リスクです。最初に明確に申し上げますが、漢方薬は単独で血圧を強力に下げる治療ではありません。RCT・メタアナリシスを精査しても、ARB・Ca拮抗薬・サイアザイド利尿薬といった現代降圧薬と同等の収縮期血圧 -
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補中益気湯完全ガイド|慢性疲労・コロナ後遺症・サルコペニアへの効果を糖尿病専門医が解説
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、金元四大家の一人・李東垣(りとうえん)が著した『内外傷弁惑論(ないがいしょうべんわくろん)』を出典とする、東洋医学を代表する補気剤です。古来より「医王湯(いおうとう)」という異名で呼ばれ、「漢方薬の王様」と称されてきました。これは、本方が単なる滋養強壮薬ではなく、消化吸収機能(脾胃) -
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半夏厚朴湯完全ガイド|咽喉異常感・パニック障害・不安障害・嚥下障害への効果を糖尿病専門医が解説
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、後漢の張仲景が著した『金匱要略(きんきようりゃく)』を出典とする、千八百年の歴史を持つ古方の名方です。咽喉に何かが詰まったような違和感、いわゆる梅核気(ばいかくき)・ヒステリー球(globus hystericus)を治療する代表処方として、東洋医学で古くから不動の地位を占めてきまし -
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八味地黄丸完全ガイド|糖尿病・腎陽虚・夜間頻尿・前立腺肥大への効果を糖尿病専門医が解説
八味地黄丸(はちみじおうがん)は、後漢の医聖・張仲景(ちょうちゅうけい)が著した『金匱要略(きんきようりゃく)』を出典とする、東洋医学を代表する補腎陽方剤です。古典的にはまさに「消渇(しょうかち)」、すなわち現代でいう糖尿病に対する処方として記載され、二千年の時を超えて現代の臨床にも生きる、極めて完成度の高い古典方です