小林 正敬 医師– Author –
まさぼ内科・糖尿病クリニック飯田橋院 代表理事 / 院長。日本糖尿病学会 糖尿病専門医/日本糖尿病協会 糖尿病認定医/日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医/日本内科学会 認定医制度審議会 病歴要約評価委員/日本老年医学会 老年科専門医・指導医/日本抗加齢医学会 抗加齢専門医/日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医/ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター。医籍登録番号 第486214号。国立国際医療研究センター国府台病院で内科研修を始めた後、糖尿病内科の道に進み、現在は最新の薬物療法(GLP-1作動薬・チルゼパチド等)と、栄養・運動・漢方を組み合わせた包括的な糖尿病・代謝診療を実践しています。
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ダイエット
高齢者ダイエット完全ガイド|サルコペニア肥満を防ぐ65歳からの減量法を糖尿病専門医が解説
「健康診断で肥満と言われた」「膝が痛いから痩せたい」「血糖値を下げたい」——65歳を過ぎてからの減量を考える方は少なくありません。しかし高齢者の減量は、若年者と同じ方法では かえって健康を損なう危険 があります。最大の落とし穴は「サルコペニア肥満(脂肪過多と筋肉減少が併存する状態)」。極端な食事制限で体重を落としても、 -
漢方医学
糖尿病と漢方|2型糖尿病・合併症に使える漢方処方を糖尿病専門医が完全解説
糖尿病は古典中国医学の世界では「消渇(しょうかつ)」と呼ばれ、後漢の張仲景『金匱要略』にすでに病態描写が登場します。多飲・多尿・多食・体重減少という三多一少の症候は、現代2型糖尿病高血糖期の臨床像とほぼ完全に一致し、紀元2世紀の医学が今なお有効な処方学的遺産を残しています。一方で令和の糖尿病診療はHbA1c・eGFR・ -
漢方医学
認知症予防×漢方|BPSD・MCI・糖尿病性認知症の対策を糖尿病専門医が完全解説
「最近、母が同じことを何度も聞くようになった」「父が夕方になると落ち着かず、家族に怒鳴る」「健診で軽度認知障害(MCI)と言われたが、今からできることはあるか」——超高齢社会の日本で、認知症は誰の家庭にも訪れる切実なテーマです。2025年時点で65歳以上の認知症有病者は約700万人、MCI(軽度認知障害)を合わせると1 -
漢方医学
大柴胡湯完全ガイド|実証肥満・脂肪肝・高血圧への効果と副作用を糖尿病専門医が解説
大柴胡湯(だいさいこうとう)は、がっちりとした体格で便秘がちな実証タイプの肥満や脂肪肝、高血圧傾向の方に用いられる代表的な漢方処方です。同じ「肥満症」に使われる防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)がどちらかというと皮下脂肪型・水太りに用いられるのに対し、大柴胡湯は内臓脂肪型・ストレス太り・脂肪肝を伴うメタボリックシンド -
ダイエット
時間栄養学完全ガイド|「何を」だけでなく「いつ食べるか」を糖尿病専門医が解説
「同じカロリー・同じ食事内容でも、食べる時間帯によって血糖値・体重・脂質代謝への影響は大きく異なる」――これは現代栄養学の核心であり、時間栄養学(Chrono-nutrition)と呼ばれる新しい学問領域です。私たちの体には視交叉上核(SCN)の主時計と肝臓・脂肪・筋肉の末梢時計があり、食事はとくに末梢時計をリセットす -
漢方医学
8週間以上続く咳に|慢性咳嗽の漢方治療を糖尿病専門医が完全ガイド
「風邪は治ったのに咳だけが残っている」「夜中に咳き込んで眠れない」「会議中に咳が出てしまい恥ずかしい」――こうした8週間以上続く慢性咳嗽(まんせいがいそう)に悩む方は、決して少なくありません。当院(まさぼクリニック)の外来でも、糖尿病通院中の患者さまから「咳が止まらない」というご相談を週に何件もいただきます。 -
ダイエット
糖質制限完全ガイド|効果・リスク・適応者を糖尿病専門医が徹底解説
「ご飯を抜けば痩せる」——糖質制限は日本の食事療法の代表格として市民権を得ましたが、医学的内容は驚くほど誤解されています。糖質制限は1920年代のてんかん治療食(ケトジェニックダイエット)を起源とし、1972年にRobert C. Atkins医師の著書で一般化、2005年以降は江部康二医師(高雄病院)を中心に日本の糖 -
漢方医学
防風通聖散完全ガイド|内臓脂肪・便秘・メタボ肥満への効果と副作用を糖尿病専門医が解説
テレビCMで「お腹の脂肪に」「ぽっこりお腹に」と繰り返し訴求され、ドラッグストアでも市販薬として広く流通する防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん/ツムラ62番)。一般消費者にも知名度の高い数少ない漢方薬ですが、その実態は清熱・発汗・利水・瀉下を全て備えた強力な複合処方であり、誰にでも勧められる「お手軽ダイエット薬」ではあ -
漢方医学
麦門冬湯完全ガイド|空咳・しわがれ声・口渇・GERDへの効果を糖尿病専門医が解説
麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、後漢の医聖・張仲景(ちょうちゅうけい)が著した『金匱要略(きんきようりゃく)』を出典とする、陰虚(いんきょ)に伴う乾性咳嗽(かんせいがいそう)の代表方剤です。痰の絡まない「コンコン」とした空咳、長引くしわがれ声、口や喉の乾燥感、夜間に強まる咳発作 ── これら「うるおい不足」が背景にある -
漢方医学
アトピー性皮膚炎の漢方治療完全ガイド|外用剤+デュピクセント補完療法を糖尿病専門医が解説
「ステロイド外用を続けているのに痒みがおさまらない」「タクロリムス(プロトピック)でもコントロールできない湿疹がある」「デュピクセント(デュピルマブ)を導入したが、口囲皮膚炎や結膜炎が出てしまった」――アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis, AD)の標準治療は、ステロイド外用剤・タクロリムス軟膏・JAK