in vivo.
BOWEL AND ABDOMINAL SYMPTOM NOTE
排便・腹部症状ノート
便通・腹痛・張り・食事との関連を整理し、受診時に医師に伝えやすくするための記録ツールです。ブリストルスケール・FODMAP(日本食版)・Rome IV症状チェック・大腸内視鏡フォロー時期算出。
「治す」「腸を活性化する」と断定せず、記録から見える傾向を主治医と一緒に確認するためのノートです。
💩 今日の排便記録(ブリストルスケール)
便の形状から腸の状態がわかります。理想は3-4型。
📊 IBS(過敏性腸症候群)チェック・Rome IV基準
過去3ヶ月、平均週1日以上の腹痛がありますか?
🥗 FODMAP(フォドマップ)食品ガイド
過敏性腸症候群(IBS)の方は高FODMAP食品で症状悪化する可能性
玉ねぎ・にんにく・小麦・りんご・梨・スイカ・乳製品・はちみつ・カシューナッツ・キムチ・らっきょう・ごぼう・大豆・豆類・人工甘味料・ビール
米・玄米・パンの一部(オートミール)・じゃがいも・にんじん・ほうれん草・トマト・きゅうり・なす・キャベツ・卵・肉類・魚・豆腐(少量)・バナナ・キウイ・いちご・コーヒー・お茶
3-6週間、高FODMAPを除去 → 1種類ずつ再導入し、自分の誘因を特定。本格実施は管理栄養士指導下で。
低FODMAP食でIBS症状が50-80%改善(PubMed: 24523213)。日本消化器病学会GLでも有効性が認められています。
🔬 大腸内視鏡 リマインド
40歳以上は5年に1回(リスク高い場合は年1)推奨
リスクなし:5-10年に1回/ポリープ既往:3年に1回/大腸がん既往・家族歴+:1-2年に1回
40歳以上は便潜血検査を年1回。陽性時は必ず内視鏡へ。
🧘 寛子先生流:腸活×ヨガ・呼吸法
消化器内視鏡専門医+ヨガRYT200の二重視点
① ねじりのポーズ(横隔膜マッサージ・5呼吸)
② 三角のポーズ
③ コブラのポーズ(腸刺激)
④ 子どもポーズ(リラックス)
① 腹式呼吸 5分
② 仰向けの片膝胸引き寄せ
③ 死体のポーズ(自律神経整え)
水溶性(ペクチン・βグルカン):オートミール・もち麦・りんご・みかん・キウイ
不溶性(セルロース):玄米・葉野菜・きのこ・豆類
ヨーグルト・納豆・キムチ(IBS時注意)・味噌・甘酒
菌は3日以内に排出されるため、毎日摂取が重要
血便・腹痛が続く・体重減少などの警告症状がある場合は、速やかに消化器内科を受診してください。
急な症状でお困りの方は 救急受診ガイド(119を呼ぶ目安) をご確認ください。
他のセルフケアツール
気になる悩みに合わせて、専門医監修の無料セルフチェックをご利用ください。
関連記事|まさぼ内科ドクターズコラム
本ツールの結果と合わせて、医師監修の解説記事もご活用ください。
- 機能性ディスペプシア(FD)の漢方治療|六君子湯・半夏瀉心湯監修:小林 正敬医師
- 半夏厚朴湯完全ガイド|咽喉異常感・パニック障害・嚥下障害監修:小林 正敬医師
- 脂肪肝改善の食事戦略|MAFLD/MASLDの食事療法監修:小林 正敬医師
- 補中益気湯完全ガイド|慢性疲労・コロナ後遺症・サルコペニア監修:小林 正敬医師
🥗 FODMAP 6週間プログラム
Monash University FODMAP分類準拠。除去期 → 再導入期 → 個別維持期で、症状の原因食品を特定します。
📅 Week 1-2:除去期(高FODMAP食品を完全排除)
以下の高FODMAP食品を2週間完全に避けます。多くの方が3-7日以内に症状改善を実感。
▶ 高Fructose(果糖)食品
▶ 高Lactose(乳糖)食品
▶ 高Fructans(フルクタン)食品
▶ 高Galactans(ガラクタン)食品
▶ 高Polyols(ポリオール)食品
食べてOKな低FODMAP食品:白米・玄米・もち米・米粉、トマト・きゅうり・人参・じゃがいも・ピーマン・なす、肉・魚・卵、ラクトースフリー牛乳・カマンベール・モッツァレラ、バナナ(熟していないもの)・キウイ・オレンジ・いちご・ブルーベリー、米ぬか油・オリーブ油
📅 Week 3-4:再導入期(1食品ずつ3日かけて挑戦)
1日目:少量、2日目:中量、3日目:通常量を試し、症状の有無を記録。3日間症状なければ「許容食品」、症状出れば「誘因食品」と判定。次の食品に移る前に1日休む。
5カテゴリすべて順次試す:①フルクタン(小麦パン1枚)②ガラクタン(豆腐100g)③ラクトース(牛乳200ml)④フルクトース(はちみつ大さじ1)⑤ポリオール(アボカド1/2個)。
📅 Week 5-6:個別維持期
誘因食品リストを完成させ、自分専用の食事プランを作成。誘因以外は通常通り摂取。3-6ヶ月後に再導入を試すと、耐性が改善している場合あり。
📊 3日連続便性状記録 → IBS型自動分類
Rome IV基準に基づき、便秘型(IBS-C)/下痢型(IBS-D)/混合型(IBS-M)/分類不能(IBS-U)を判定。
🔬 大腸内視鏡フォローアップ・推奨間隔
JSGE大腸ポリープGL2020準拠。前回所見と家族歴から次回検査タイミングを算出。
🧘 寛子先生の腸活×ヨガ12ポーズ
消化器内視鏡専門医+全米ヨガアライアンスRYT200の小林寛子医師監修。腸の蠕動運動を促す12ポーズ。
仰向けで膝を反対側に倒す。横行結腸を刺激。1分×左右
うつ伏せで上体起こす。腹圧で消化促進。30秒×3回
正座で上体を倒す。副交感神経活性化。1分
仰向けで膝抱える。ガス排出促進。30秒×左右両膝
四つ這いで背中を反らせる・丸める。蠕動促進。10往復
立位で側屈。腹斜筋を伸ばす。30秒×左右
うつ伏せで足首つかみ反らす。腹部マッサージ。15秒×3回
仰向けで足裏つかむ。骨盤底リラックス。1分
あぐらでねじる。S状結腸刺激。1分×左右
立位で深呼吸。横隔膜運動で内臓マッサージ。1分
下半身強化+骨盤の安定。30秒×左右
仰向けで全身脱力。副交感神経優位。3-5分
朝(5分プログラム):1,2,5,10,12 / 夜(10分プログラム):3,4,5,8,9,12
💬 寛子医師の本音Q&A(25問)
Q1. ヨーグルト効かない、なぜ?
株(菌種)と本人の腸内環境の相性問題。LB81(明治)・LG21(明治)・PA-3(明治)・R-1(明治)・BE80(ダノン ビオ)など、効果が異なる。1週間試して合わなければ別の株に。乳糖不耐症の場合はラクトースフリーまたはケフィア・ぬか漬け・キムチへ。
Q2. 乳酸菌サプリは効く?
食品由来のプロバイオティクスより効果は限定的。生菌の到達性・量・株が重要。エビデンスのある製品:ミヤBM(酪酸菌)、ビオフェルミン、ラックビー、ビオスリー。漫然と続けず、4-8週間試して効果なければ中止。
Q3. 便秘薬は依存する?
刺激性下剤(センナ・大黄・ビサコジル)は長期使用で大腸黒皮症・耐性形成。非刺激性(マグミット・モビコール・リンゼス・アミティーザ)に切り替えを。漢方:麻子仁丸・潤腸湯(高齢者)・桂枝加芍薬大黄湯(実証)。生活習慣(水分・食物繊維・運動・トイレ習慣)も重要。
Q4. コーヒーは腸に良い悪い?
適量(1日2-3杯)は腸蠕動促進・大腸癌予防効果あり。過剰摂取は胃酸過多・GERD悪化。空腹時よりは食後に。IBS-Dの方は控えめに。
Q5. FODMAP食はずっと続けるべき?
除去期は2-6週間まで。長期は腸内細菌叢の多様性低下リスク。再導入期で個別の誘因食品を特定し、それ以外は通常食に戻すのが正しい使い方。
Q6. 大腸内視鏡は何歳から?
40歳から推奨(家族歴あれば30歳から)。便潜血陽性なら年齢問わず受診。50歳以降は10年に1回(所見正常)。検査費用は保険3割で1.5-2万円程度。鎮静下で苦痛少。
Q7. 過敏性腸症候群(IBS)は治る?
完全な「治癒」は難しいが、適切な治療で日常生活に支障ない状態にコントロール可能。低FODMAP食・薬物療法・心理療法・運動の組み合わせ。ストレス管理がポイント。漢方併用も有効。
Q8. 便移植って実際どう?
偽膜性大腸炎(CDI)への保険適応で確立。IBS・潰瘍性大腸炎への研究段階。日本では一部の研究施設のみ。一般診療では受けられないが、今後普及の可能性。
Q9. 食物繊維は便秘に万能?
誤解です。IBS-Cでは不溶性食物繊維(玄米・ふすま)で悪化することあり。水溶性(オートミール・サイリウム・グアーガム)が優先。便秘のタイプに応じた選択が重要。
Q10. 朝食を抜くと便秘になる?
朝食は胃結腸反射を誘発し排便を促します。朝食欠食は便秘リスク上昇。少量でも何か食べる、または朝の白湯1杯でも効果あり。
Q11. プロバイオティクス・プレバイオティクスの違い
プロバイオティクス=生菌(ヨーグルト・キムチ)。プレバイオティクス=菌のエサ(食物繊維・オリゴ糖)。両方併用がシンバイオティクスで最も効果的。
Q12. グルテン除去で体調が良くなった、セリアック病?
セリアック病は日本では稀(0.05%)。むしろ非セリアックグルテン感受性(NCGS)の可能性。確定診断は抗tTG抗体・遺伝子検査・小腸生検。診断前にグルテン完全除去すると検査が偽陰性になるので注意。
Q13. SIBO(小腸内細菌異常増殖)の症状
食後早い段階での腹部膨満・げっぷ・下痢/便秘の繰り返し・慢性疲労。診断はラクツロース呼気試験。治療:リファキシミン・低FODMAP・運動。専門医療機関でないと検査困難。
Q14. 腸活と免疫の関係
腸には免疫細胞の70%が集まり、腸内細菌が免疫教育に関与。バランスの取れた腸内環境はアレルギー・自己免疫疾患予防にも。発酵食品・食物繊維・適度な運動・睡眠が基本。
Q15. 腸内細菌検査(マイキンソー等)は受けるべき?
研究目的としては有用だが、現在の検査結果から確実な治療提案までは至らない発展途上の分野。値段(2-3万円)と効果のバランスで判断を。一般的な腸活で十分な方が多い。
Q16. ストレスで下痢します、対処法は?
脳腸相関の典型。腸由来セロトニンが90%。マインドフルネス・ヨガ・有酸素運動・十分な睡眠が基本。重症はSSRI(IBS-Dに有効)・ストレスマネジメント。漢方では桂枝加芍薬湯・大建中湯。
Q17. 大腸ポリープが見つかった、心配です
過形成性ポリープは癌化なし、放置でOK。腺腫性ポリープは10年で癌化リスクあり、5mm以上は切除推奨。EMR/ESDで内視鏡的に切除可能。早期発見・早期切除で大腸癌は予防可能な数少ない癌。
Q18. 痔と便秘の関係
慢性便秘で硬便→いきみ→痔核。痔の治療は便秘改善が第一。ボラギノール等の外用+食物繊維・水分。重症は痔核切除術。
Q19. 食事と腸内細菌の関係
食物繊維・発酵食品中心の食事で多様性UP。地中海食・MIND食・植物性中心食は腸内環境改善。逆に高脂肪・高糖質・加工食品中心は悪玉菌増加。3週間の食事改善で腸内細菌叢は変化します。
Q20. 抗生剤を飲んだ後、お腹の調子が悪い
抗生剤は善玉菌も殺すため、3-6ヶ月の腸内環境変化が起きる。下痢が続く場合は偽膜性大腸炎(C. difficile)の可能性。プロバイオティクス(ミヤBM・整腸剤)併用、食物繊維補充で回復促進。
Q21. 慢性下痢、何科を受診すれば?
消化器内科。3ヶ月以上続く慢性下痢は精査必要。鑑別:IBS、IBD(潰瘍性大腸炎・クローン病)、感染性腸炎、甲状腺機能亢進、薬剤性、SIBO、セリアック病。大腸内視鏡・血液検査・便検査で鑑別。
Q22. 食欲不振が続いている
器質的疾患(胃癌・うつ・甲状腺機能低下)の除外が必要。漢方では六君子湯・補中益気湯(脾気虚)が選択肢。グレリン分泌促進作用。
Q23. ガス・げっぷが多い
原因:早食い・空気嚥下・SIBO・FODMAP過剰。対策:①ゆっくり食べる ②炭酸飲料控える ③ガム・タバコ控える ④低FODMAP食試行 ⑤ガスコン服用。
Q24. ヨガと医学の関係
RYT200保有医師として:腹式呼吸・捻りポーズで内臓マッサージ・自律神経調整・ストレス軽減のエビデンスあり。週2-3回でも腸機能改善。激しいポーズより呼吸を伴うゆっくりした流れが消化に良い。
Q25. 当院(まさぼ内科・糖尿病クリニック飯田橋院)で消化器の相談は?
はい、糖尿病合併消化器症状(糖尿病性胃排出遅延・GLP-1治療中の悪心・FD)に特に強み。漢方併用診療も。大腸内視鏡・上部消化管内視鏡は連携施設で。公式サイトから予約。
FODMAP 信号機。
過敏性腸症候群(IBS)の症状改善で世界的に最もエビデンスがあるのが、Monash大学の FODMAP制限食。本ツールは Monash基準を 日本食材・コンビニ・外食メニュー に適用した独自一覧です。
緑=低FODMAP(安全)、黄=中(少量可)、赤=高(除去期は避ける)。
3段階プロトコル(Monash標準)
便秘日数、見える化。
ブリストルスケールで「Type 3-4(理想)」が記録されていない日を 便秘相当日 として連続日数を集計。3日以上は機能性便秘の診断基準(Rome IV)に該当します。
あなたの腸の「天敵食材」を見つける。
食事と症状を 同日に記録するだけで、ピアソン相関分析で「特定食材を食べた日に症状が悪化」のパターンが浮かび上がります。IBS 患者の個別の誘因特定の第一歩。
本日の記録
分析には最低 10日以上の記録 が必要です。データが増えるほどパターン精度が上がります。
発酵食品一覧。
日本の主要な発酵食品の 菌種・効果・1日の目安量。腸内環境の多様性を高めるには「異なる菌種を複数組み合わせる」のが効果的です。